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風とこころ

風とこころ

16

ボケとツッコミ





「ひい、ひいっ・・・!!(呼吸困難)ぎゃははははははは!!!あはひゃひゃひゃはははひゃは・・・・・っ」
バンバンと床を叩いている・・・管理人。

「はあっ、はあっ、はあっ・・・。」
笑いすぎて息切れ・・の管理人。

「どうしましたあ?」
「来たなあ。ゴキブリマジンガーゼット!!今日こそ、愛の歌で呪い殺してやる!!」
「ええー!?いきなり何なんですかあ。っていうか、目逝っちゃってますよ!!」
「ひゃっはー!w私に不可能はないぜぇ☆」


・・・・・壊れている。


「はるうらら。愛のなせる業。あなたのためなら死にましょう。サランへヨ。by管理人」


愛の歌・・・らしい。


「意味不明なんですが。」

・・・・もっともだ。

「はあ。・・・・・疲れた。」

いきなり戻った!

「いったいどうしたんですか?・・・狂いだしたりして。」
「いやねえ。最初はテンション高くて楽しんでたんだけど、年のせいか、疲れはじめるのはやくて。」
「――ってぇ、あなた、まだ16歳でしょうがっ!!」
「や~、まあね。うちの友達なんかは、1116歳だけどね~元気元気。キャラオケ行きまくりだし。」
「って、ヲイ!千百十六歳とかありえないでしょうがっ!!」
「あー、もう。ぜろすたん、お顔崩れまくりー」
「そんなことどうでもいいじゃないですかっ!」
「はあ~、疲れた。」

無視。つーか、流したよ。この人。

「・・・・・本当に大丈夫ですか?死相が出てますよ。」
「って、嘘付くなよ。オイ。」
「ええ、まあ。元気になるかと思って。」

「そんなんで元気になるかあ!ぼけぃ!!」

ちょっと元気になった。取り直して。

「本当にどうしたんですか?りなさ・・・管理人さん。」
「いやね。あの人たちに文句はないさ。でも、こっちの気も考えてくださらないと・・・・。」

ブツクサ言っている。

「あの人たちってどなたですか?」
「ん。高校のクラスのともだ・・ち。」
「何ですか。その微妙な間は。」
「まあ、それは置いといて。わたしってさあ、中学んときはまじボケ役だったのよ。それなのに高校に入ってからツッコミ役になっちゃって。」
しみじみと話す管理人。
「それで?」
「それで、ボケに対してツッコミが私以外いないのよ。それで、疲れて疲れて。」
「ふえ~。しょうなんですかあ。(へえ~。そうなんですか。)」
「ってオイ。人の話はちゃんと聞け。そして、それは私のハーゲンダッツだ。返せ。」

ゼロスはアイスクリーム、ハーゲンダッツをほおばっていた。

「そんなこと言ったって、もう手付けちゃいましたけど。」
「いいよ、もう。返せ。」
「はあ。」
しぶしぶハーゲンダッツ(食べかけ)を渡すゼロス。
「りなさ・・管理人さんてそういうの気にしないタイプなんですね。」
「うん。まあ、減るもんじゃないし。」
「まあ、初チュウがあれじゃあねえ。」

管理人は口にしたアイスクリーム、ハーゲンダッツを吐きそうになった。
実際は絶対吐かないけど。だって、アイスクリーム好きなんだもん。

「・・・なに?」
「あなたもなかなかのポーカーフェイスですねえ。でも、別に隠さなくてもいいんじゃないですか?減るもんじゃなし。」
「・・・・・。いや・・いい。つか、ほっとけ変態ストーカー。」
「えー・・・」

不満そうだ。

「まあ、しょの話は置いといて。(もぐもぐ)んで、私ボケ役だったから、ボケたんよ。そしたら、誰も突っ込んでくれなくてさあ。きついし。マジできついし。つか、ボケに対してボケてきたし。」
「うわー、それはきついですね~。」
「笑いながら言うなよ。本当にきついんだよ。つか、A型こいよー。なんで居ないんだよー。ツッコミこいよー。AB型ばっかとかきついよー。O型にはきついよー。」

泣くマネをし始めた。

「しくしくしく。私が何をした?そりゃあ、中学時代から変人突き通してきたサ。でも周りにツッコミ役が居たからさあ。ここまで、やってきたのに。ツッコミがいなきゃただの・・・なんだろ?変人??いや、ツッコミがいてもいなくても変人は変わらん。んじゃなにか?何なのか??うーん・・・」
「まあ、いいじゃないですか。ボケからツッコミに変わっただけじゃないですか。」
「いやだよー。マジ疲れるよー。大変なんだよー。まえさあ、突っ込んでくれよーって言ったのにボケたらボケで返してきてさあ。『おおぃ!突っ込んでくれよお!!』って突っ込んじゃったし。意味ねー。つか笑うなよ。」

ゼロスは腹を押さえて笑っていた。

「すみません;おかしくて。普通そんなこと頼まないでしょう?」
「だってぇー・・・つか、その人ボケたことわかってなかったし。」
「そうなんですか~。・・・アイス溶けてますよ。」
「ぎゃ――――!!!ドロドロのデロデロやんけー!!」
「どうす・・・」

『ゴクリ』

飲んだ・・・・。

「あま~っ!」
「何もそこまでしなくてもいいんじゃ・・・」
「まあ、いいんだよ。それじゃあ、今日はこれくらいで~vv長かったー。」
「ダラダラ話すから・・・」
「うるっせえな。ゼロス!中間管理職め!!」

そんな言い愛(!?)を繰り返しながら、エトセトラでした。(意味不明)



おわり。2004.12.19


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